10/5 大耳ズの御礼&大耳文化祭的な今秋~冬の大耳ライブ2019 (月イチ3ヶ月連続開催 1発目) の感想
今回の記事内容はこんなです
まずは
ライブ御礼
遅くなりましたが 10/5 (土) 大耳ライブにて
実に5年ぶりくらい?の大耳ズによるパフォーマンス@箱崎水族舘喫茶室
無事終了しました。ご来場くださった皆さまありがとうございました、関係者の皆さまお疲れさまでした。
・会場となった (通称) ハコスイ
・この日の大耳ズ (asukaさん撮影@Facebookより拝借)
・お店を切り盛りする花田さんご夫妻 (終演のち会場片付け後にパシャリ)
(他のみやい写真は ↓ へアップロードしています)
つづいて
ざっくりイベント感想
【大耳ライブ2019 秋の音楽夜話篇】と銘打たれた今回のイベントですが、以下出演順に簡単に各位のご紹介と感想をば
名島表現塾音楽踊り組
下松かつとが塾長を務める私塾・名島表現塾の塾生らによる即興のパフォーマンス。
これまでの大耳関係のイベントでは、毎回終始スタッフ仕事に奔走しながらも (いつもお世話になってます本当にありがとうございます) 短めかつ強烈なお芝居を発表することの多かった彼らだが、塾生として・塾生のみで 人前で音楽や踊りをお披露目するのは初めてとのこと。
半裸の男女が奇声や雄叫びを上げ(主に)打楽器を打ち鳴らしながらもみくちゃになったりならなかったりしてた。
「これは音楽なのか?踊りなのか?どこからが音楽で踊りなんだ?表現ってなに??」という 一見未分節とも受け取れる状態が、そのままその場で (初めて即興表現に触れるひとへ) 提示され問いかけられたに等しい舞台で、言語化できない美しい瞬間もあったように思う。
「原始人のようだ」という感想を大耳掲示板で見たように記憶しているが、さもありなんという感じで 何も知らず入場した初見のお客さんらが表現塾の本番後 早々に会場を後にする姿も見受けられた。
若干気の毒ではあったが大耳的洗礼を受けたようなものだと思って、これに懲りずにぜひ今後ともハコスイへお立ち寄りください。大耳のことは忘れていいから箱水のことは嫌いにならないで!という気持ちでいっぱいです。
藤本陽一
この方がいなかったら僕は大学生の頃に大耳ネットワークと出会いここへ出入りすることもなかったわけなので、個人的には大変根に持 つことなんて微塵もなくとっても感謝しております。お久しぶりでした。
ライブによってアコースティックorエレクトリックギターを使い分けての単身弾き語りを長年に渡って福岡でやられている。この日はビートルズのアルバム「ラバーソウル」Tシャツ (緑の方のアップル純正)を着ていたことからもわかるとおり、かなりのビートルマニア
と言っていいのかわるいのかは分からないけど、ポップで毒のあるオリジナル曲を弾き語りながらひとりビートルズの体現を目指してる (んじゃないかと僕が勝手に想像してる) メガネの男性です。とってもいいひとよ。
「もし○○が○○だったら、というのをイマジンして曲にしてみました」という前口上から始まる一連のシリーズ、好きです。みんなもファンサービスに溢れた藤本さんのライブをぜひ観てね!ロック好きな方はニヤリ・そうでない方もクスリとする小ネタ大ネタ満載です。
あと「GO!GO!シモマツカツト」「あなどれりん」をはじめとした過去リリース作品も名盤揃いですのでぜひご一聴を。
まさにあなどれりんな感じというか「ほえぇ藤本さんの脳内ではこんな音が鳴ってるのねえ…」というのが垣間見えます。ひとりでのライブでは再現できない→これはもう聴くしかないよね?お買い求めはぜひライブ会場で!何気に通販もやられているそうです。
大耳ズ
で ぼくら。僕は今回ドラムを叩きました。本番がどうだったのかは会場にいた方々と神のみそしるです。いずれ発売されるであろう今イベントのDVDをみんなで買って確認しよう!
見逃しor遠方で観れなかったけどDVD観たい星い!という方は、僕に申し付けてくだされば買ってお送りしますのでぜひご贔屓に@みやい商会(仮)
( 【こちら】の前回記事中へ イベント主催者による大耳ズの紹介文があります)
竹内ゆえ & sunny
ゆえさんは山口~福岡県を中心にアコーステックギターを弾き語る女性で、個人的には (以前僕が主催した弾き語りイベントに出演していただいて以来) 数年ぶりの再会です。
サニーさんは福岡の各所へ出没してはいろんなひとと共に 或いは単身ギターを弾いたり歌ったりする粋なおじさま。こちらもお久しぶりな感じで、今回はゆえさんのサポートとして (エレアコの) クラシックギターを弾かれておりました。
改めて生で聴いたゆえさんの歌はすごい。何がどうすごいと感じるのかを言語化しないことにはなんも伝わらん。頑張ってやってみます。
例えば とある女の子の名前を曲中で何度も呼ぶ歌がある。文字にすれば「○○ちゃん」というただの名前でしかないわけだが、ここにゆえさんの役者的・俳優的とも言える (歌)声が発せられると その名前が圧倒的な熱量とリアルさを伴って観客に迫ってくる。それがどんな女の子かは分からない。が 聴き手は思い思いにその女の子を (鮮明に) 想像せずにはいられないであろう
というような そんな感じです。
来月同所である「大耳ライブ2019 詩人たちの夜Ⅱ」へ僕の代わりに出てほしいと思いました いやほんとに。
何気ないことばの連なりが非日常的な意味と強靭な力とを持って投げかけられる、これをやってのけるゆえさんはシンガーソングライターというより屹立する詩人なのではないか と僕は感じたのでした。これもまた、あなたご自身の眼で 文字通り「劇的な」ライブを観てくれ、としか言えない。
サニーさんは (「今日初めて二人で音を合わせた」とのちに語りながらも) 職人的にこの日のゆえさんの全曲へ彩りと伴奏を添えていた。流石っす…
ゆえさん顔本
https://www.facebook.com/yue.takeuti
こちらはたまたま見つけた (元大耳族とでも言うべき奇才) 倉地さんとゆえさんの記事
こっちはサニーさん
半元気
半元気は、大耳ネットワークや名島表現塾および今回のイベントも主催している下松かつとがベースヴォーカルを務める (オンゴロとはまた別な) バンド。
「ポップでビザールなロックをお届け」みたいな紹介文だったように記憶しているが、曲ごとの音楽的な幅がジャンルレス・シームレスで広すぎてどうにもカテゴライズが難しいことから「これは…真の意味でプログレ(ッシブロック) なのではないか?」と個人的には睨んでいる。以前は自分がいたりいなかったりしたバンドでメンバー各位には多大なご迷惑をおかけしその節は大変申し訳 いやそんなことは今この場に於いてはどうでもいいのだ
ともあれ かっとさん花田さんハンキンさんのオンゴロ、バンドの中核を成す若い二人が掛け持つバンド・カガセヲや暗黒怪獣ともども 福岡の音楽シーンにとって稀有で貴重な存在であることは確か。
本番の出来で言うと何やかやのトラブルがありつつも 辛くも何とかやり遂げたのかな、という印象。今回初披露され客席で危うく泣きそうになった新曲は哀しきダッチワイフとの蜜月が歌われる曲だったりする。
(冷静に考えれば実にバカバカしくおふざけとも取れるような歌詞でありながら、よくよく考えると深い意味が内在してたりして 一周回って「これ文学的なんじゃないの??」と錯覚しかけた上で、練りに練られた楽曲アレンジと各楽器の演奏、また 芝居こそが本業であるかっとさんの歌声が朗々と会場へ響き渡り胸熱な大サビがンェェ以下略)
って書いても全然意味わかんないかもしれないけど
そも60代と40代と20代がこうしてバンドを組み 細く長く地味に地道に活動し続けていることが奇跡的にスゴイことだったりする。謎の魅力に溢れるバンドです。
ほんとにいつまで続くかわからないぞ。ぜひ一度観ておきたまえ。
きみもぼくと一緒に半元気の次回ライブへ足を愛を黄金(体験)を運ぼうじゃないか。
…
全然関係ないですけどブログ書くのってほんと疲れませんか
次回記事は近況報告と次回ライブ…11/3に相当久しぶりにソロで弾き語りします…のご案内を、次々回は「オーダーメイド彼女」という作品の感想と個人的な考察を予定しており
あハイなるはやで書き上げますぼへぼへ
それではまた。